9月某日。池袋。グランドシネマサンシャイン。TさんとTENET鑑賞。クリストファーノーランは予告でいつも期待を膨らまさせてくれる。大画面というより白壁というのがふさわしいスクリーンでみたものはさすがに珍しく面白かったが、もっとすごいものを観たいなとすぐさま思ってしまった。
十戒やアラビアのロレンスとかスパルタカスみたいなもの。
「世界の消滅」シーンは撮影しなかったのだろうか?
映画会社は、さらにたくさんの人間と資金を動員してこの天才監督にゆっくりどっしりと撮影させてほしい。
移動。某ラーメン店。Tさんと話す。cardi BのWAPについて。眉をひそめて楽しめる。音楽だから聞き流せる(いまはビデオもついてくる)。自分が一時期よく聞いていたルードボーイも「その種の歌」なのだと教えられる。
いまは月定額聞き放題のスタイルになっているそう。毎月2、3枚の新譜CDアルバムを買っていた頃よりもお金はかからない。同じアルバムを何度も聞くスタイルはなくなる?「そうだねえ、しょうがないんじゃないの?」
むかしTさんがローリンヒルのアルバムをまるまる録音してくれたMDをまだ車で繰り返しきいていることを話すと驚かれた。だからlost onesの冒頭は歌えるんですと冗談を言い、苦しいモノマネをしたら笑っていた。